薬剤って、怖くない!?

 さてさて、散々自然の力でカビ・ダニ・結露・シロアリを防ぐことを
 書いてきましたが、きっと「防虫剤使えばいいじゃん!」
 お思いの方はたくさんいらっしゃると思います。
 私も、実際「家」について考えるようになるまでは
 「シックハウス」について知るまでは、そう思っていました。
 「防虫処理してありますので安心です。」と言われて
 「なるほど。そうか。それなら安心だね。」って。

 防蟻剤(ぼうぎざい)で処理された木材って、見たことありますか?
 緑色してるんです。住まいの大敵である、シロアリから家を守るためには
 たしかに有効な手段かもしれません。
 住宅の材料だけでなく、家を建てる土壌に対しても使われていますし
 「いいものなんだろうな。」って思えますよね。
 
 でも、ほとんどの防蟻剤の成分って農薬として使われてるものなんです。
 有機リン系の農薬の毒性なら、誰でも知ってる怖いモノですよね。
 そういう薬剤で処理された家の中で、安心して暮らすことってできるんでしょうか?
 
 さらに、昨今話題になっている「シックハウス」や「化学物質過敏症」。
 これの原因にもなっているようです。
 ビニールの壁紙、薬品に漬け込まれた木材、ボンドで張り合わせた合板。
 見栄えはいいかもしれないし、価格も手ごろかもしれませんね。

 しかし、「家族の健康」を思うとき、本当にいいモノなんでしょうか?
 長い長い時間をかけて、体の中に蓄積されていく化学物質に
 大事な家族、あなた自身をさらし続けることが。

 少しみかたを変えてみると、一番大事なことが見えてくるかもしれません。

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