健康を大事にあたたく暮らそう。

 断熱方法もいろいろ。
 省エネの断熱方法は、大きく分けて3つあります。
 なにがどのように違うのか、それぞれを見ていきましょう。

 【外断熱】
 建物の構造体の外側を断熱材で囲ったり、覆ったり、吹き付けたりします。
 断熱材が外側にあるため、連続した施工ができるのでパネル状の断熱材を
  使用するのが一般的です。

 【内断熱】
 建物の柱の内側や、柱と柱の間に断熱材をいれていきます。素材の形状は
 繊維系のものを使うのが一般的で、低コストな方法でもあります。

 【パネル断熱】
 工場であらかじめ発泡石油系断熱材を入れ込んだパネルを作ります。
 主に、ツーバイフォーなどの壁式工法に多く取り入れられています。
 気密性はとれますが、湿度の多い日本に適しているかは
 なんとも言えないところでしょう。

 右の図をそれぞれ拡大してみると、特徴がわかりやすいと思います。
 気密性の高さに比例して、換気が重要になっていきます。
 家の中に、湿気や汚れた空気がこもってしまったら、せっかくの暖かい家も
 不健康な住宅になってしまうわけです。ですから、断熱性能と換気は
 切り離しては考えられません。

 外断熱の場合、呼吸できるはずの柱も断熱材が覆っていますので
 木の調湿性や、断熱材そのものの調湿性、通気性に頼れません。
 外断熱やパネル断熱を採用したら、家全体の空気を入れ替える為の
 換気システムは不可欠になります。その分コストはかかりますが
 メリットとしては、家全体の温度が一定に保たれます。
 内断熱の場合、木の調湿性を生かし、床下や屋根から湿気が抜けていきます
 熱を逃がさず、必要な換気を確保する計画換気をすれば、熱ロスは少なく
 なおかつ自然換気で健康と省エネを両立することが可能です。

 どんな工法を選ぶかは、それぞれの考え方と資金計画にあわせて決められる
 のが良いかもしれませんね。
 誰しも、健康で暮らしたいですもんね。(^−^)

  
  
  
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